そんな方を交えてお話していると、自然とがん保険の話になっていることがあります。全労災、JF共済、COOP共済（生協）、道民共済、県民共済などは、これを読んでいる方も一度は耳にしたことがあるかと思われます。まず、がん共済というのは「非営利団体」です。保障内容の充実した保険を選ぶことは大事ですが、「経済的に無理がないか」ということで悩むようであれば、共済を視野にいれてみて、そこからまた考え直してみるのもひとつの選び方です。こういった団体が一般に「がん共済」の組合として知れ渡っており、県民共済などは、意味は分からなくとも子供の頃からチラシで知っているような団体であったかと思われます。

がん保険の選び方について書くにあたって、日記の中で何度か「保険料」という用語が登場させていますが、がん共済という団体はこの「保険料」が安く抑えられる団体だと考えるとわかりやすいかと思われます。友人の中にはターミナルケアの現場にいた人もいます。しかしがん共済は 、そういった営利がある訳ではなくあくまでも仲間同士が助け合おうという団体です。2つ目は、窓口などがないため、相談員がいない。周りに看護婦の友人が多い私は、友人知人のあつまりなどがあるとどうしても健康についてや病気についてを話題にしがちです。

アリコやアフラックならば、営利団体であるため発生した営利の分に相当するようなサービスをする義務があります。非営利組織である共済団体が運営するがん共済は月々の掛け金を安く抑えることが可能です。このような点を踏まえておくと、がん保険の選び方を見る目も多少変わってくるのではないでしょうか。「がん保険より、がん共済のほうがいい」という意見を聞いたこともあったので、今日は、がん保険とがん共済、どちらにするかで困ったときの選び方をご説明いたします。

つまり「仲間」である1人を、「お客様」として扱う義務は共済にはないということです。しかしその分デメリットが2つあります。1つは、がん保険と比べると保障内容が充実してないということ。非営利なので、設けることを目的とした団体ではありません。